睡眠の病気(1)
■ なかなか寝つけない,眠れない
夜寝付きが悪い,夜中に何度も目が覚める,朝早く目が覚めるなどの症状が不眠症です.薬やカウンセリングによる治療を行います.
寝つきや,夜間に目が覚めて寝つけない原因のひとつに, レストレスレッグス症候群(むずむず脚症候群)があります.脚を動かさずにはいられないような不快な脚の感覚(ムズムズ,虫が這うような等)が, 夕方〜夜にかけて,また安静にした状態で生じ, 脚を動かしたりさすったりする事で改善するものをいいます.
睡眠中の脚の周期的なピクつき(周期性四肢運動)を伴う事もあります.
必要に応じて夜間の睡眠検査を行いますが,薬による治療で症状が改善します.
■ 日中眠い
日中の眠気が強く,日常生活に支障があるものを過眠症といいます.
ナルコレプシーは,日中の眠気に加えて,大きな感情の動きに伴って体の力が抜けるという特徴があり,思春期〜若い人に見られます.
その他にも,日中の眠気を生じる病気として特発性過眠症があります.
睡眠検査や,日中の眠気の検査を行う事でこれらを診断し,薬による治療などを行います.
■ 睡眠中の大きないびき,息が止まる
睡眠時無呼吸症候群とは,のどの空気の通り道(気道)が何らかの原因によって 睡眠中に狭くなることによって生じるものです, 小児でも扁桃腺の肥大や,肥満に伴ってみられます.
睡眠検査を行って睡眠時無呼吸の重症度や睡眠の質の評価を行い, CPAPという器材による治療や,マウスピースによる治療(専門医療機関をご紹介),必要に応じて減量を含めた生活習慣指導を行い,無呼吸の改善をはかります.